サイテー彼氏
「そうか」

 と言い係の人に300円を渡す

「では気を付けて」

「さっ!行くぞ!落ちるなよ!」

「あんたが無茶な運転しなきゃ落ちないわよ!」

 私の言葉を無視して雪也は走り出す

 ボスン

「えっ?」

 走行中にいきなりバイクが止まる、雪也はバイクを道の端に寄せる

「めんどくせ!悪りぃちょっと降りてくれ」

「うん」

 走行中にバイクが止まり私は降りる

「よっと」

 雪也はキックでエンジンをつける

「よし行くぞ」

「事故は勘弁ね」

 私の言葉を無視して雪也は飛ばす

「後少しだ」

「何が?」

「出口がだ」

「ああ、出口ね」

「そうだ」

 暫く走り出口が見えてくる

「降りるぞ」

 と言い雪也はスピードを落とす

「海から近いの?」

「ああ、近いさ」

「ふぅん」

「家の少し先の丘の上に行く」

「丘の上?」

 私は雪也の言葉に聞き返す

「ああ」

「何で?」

「良いから」

 雪也は高速を降りてすぐの信号で止まり後ろを向いて私に話す

「分ったわよ」

 信号が青になりバイクは発進する

「やっぱ何時見てもあんたの実家は豪邸よね」

「そうか?」

 雪也の実家の前を通り過ぎて話す

< 77 / 201 >

この作品をシェア

pagetop