サイテー彼氏
「一般庶民じゃ建てられないわよ」

「そうか?」

「そうよ」

「あの信号を右に曲がって坂を上る、道がくねくねしてるから落ちるなよ!」

「私の話は無視?まったく」

 と私が言うと雪也は右に曲がり坂を上る

「何この道?気持ち悪くなりそう」

「我慢しろ、もう着く」

「うん」

「ほらっ!着いたぞ!」

 雪也はバイクを停めて言う

「何此処?駐車場じゃない?」

「ああ、あそこの階段から目的地に行く!ほら行くぞ」

 雪也はヘルメットをハンドルに掛け歩き出す

「あっ!待ってよ!」

 私もヘルメットをハンドルに掛け後を付いて行く

「うわぁ〜〜〜〜〜!海が一望出来て綺麗」
 
 私は景色に見惚れる

「だろ?さぁ!あの店に入るぞ!」

「あそこが目的地?」

「ああ」

「俺の行きつけのカレーが美味い店だ!」

「カレー?」

「嫌いか?」

「ううん、大好き♪」

「なら良かった」

「あっ!でもお母さんに言ってないからどうしよう」

 私は心配する

「心配するな、俺が事前に誘う事も食事する事も言っておいた!今日はおごりだ」

「マジ?」

「ああ」

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