兎は俺のモノⅡ







「アタシから入る。」

「イヤッ。俺から入る。」

そぉ言って啓は全部脱いで先に

入ってしまった。

もぉッ!!

アタシは仕方なくバスタオルを

纏ってお風呂に向かった。

「なんでタオル纏ってるんだよ?」

ちょっと不機嫌な啓が

湯船につかっていた。

髪の毛は濡れて

最高にカッコよく見えた。

そんな啓に赤面。

「なに?顔が赤いよ?」

啓が笑いながら言ってくる。

そしてアタシも湯船に浸かった。

啓には背中を見せるようにして。
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