キミと、世界の果てまで。



「レン…」



「さ、俺はそろそろ去るか。男がいつまでも此処に居たら、ミライだって困るだろ?」



「へ…?」



「男女の関係になりたいなら、話は別だけどな」




ニッと意地悪く笑ったレンの背中を、あたしは無言でシバき倒す。


手をパンパンと払っていう間に、レンは「またな」という言葉を残して、窓から去っていった。


一人になった部屋で、あたしはふと考える。




「そういえば、レンは異世界から来た存在なのに、一体どこに住む気なんだろう…」




野宿?それとも自分の居るべき星に帰るのかな?


レンの持っている力からすると、普通に時空を越えて、すぐにでも帰れそうな気がするんだけどな。




「ま…レンの事はいいか!それよりお母さん、今日のご飯何ー!?」




あたしはベッドから降りると、リビングに居るであろうお母さんの元へと旅立っていった。



―――あたしの使命は、

これから始まる―――




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