恋ザクラ【壱】

瑞:昔いったことあるでしょ?
  「冬の国キャンプ」

『うん。』


瑞:あの時、同じ班だった子
  覚えてる?

『薫ちゃん・拓也・美羽・誠也・みっちゃん』

瑞:その「みっちゃん」って子の
  本当の名前は覚えてる?
  それは、「瑞貴」。

『え・・瑞貴って、
 そこにいる瑞貴?』

瑞:そう!
  やっと分かってくれた!

  長かったなあ
  分かってくれるまで・・・・


『で…それがなんなの?』


瑞:あ、、、ごめん。
  そのころから好きだったの。

  同じ班で、ご飯食べたりしていくうちに、


『アタシも…でも、
 まだ何にも分かってなくて
 ただ友達としてだと思ってた。』


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