合計5日のお付き合い。
「女のくせにきもいんだよ。もっと女らしくしろよ。」

「あのさ、俺お前に告白したけど、あれ嘘だったわ。」

冷たい視線。
怖い、怖い。

女子はくすくす笑いながら私を罵倒する。

「あずさみたいながさつなのといると、品が無いと思われちゃいそうで。」

「大体、唯未が可哀相だと思わないわけ?あんな純粋な子にひどいことして…。」

蹴られながら私ははっとした。

唯未。唯未は…。

唯未は、女子に囲まれて悲しそうな目をして立っていた。

悲しそうに私を見つめる。

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