続・あなたの時計
こういう状態を金縛りに遭うというのか…。
しばらくの間を置いて、私を呼ぶ声は、途絶えた。


金縛りのまま、放心の私 ……。


と、次の瞬間… 純白の閃光が、私の体目掛けて襲いかかった。


それは、物凄い勢いで!

シャーッ、シャーッ!


そう、その音と言ったらカーテンを素早く引く時のそれと似ていて、その速さと言ったら、一瞬の瞬きに近い程。


何だか…自分が自分じゃないみたい。



美羽は、かつて体験したことの無い奇妙な感覚に支配されていた。
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