続・あなたの時計
前世
どれだけ経つのか、何処からか聞こえてくる… 微かな響き。



…ちゃん。

美…羽…。


美羽…ちゃん。


え……?


確かに、言った。 私の名前…。


でも、誰?
私を知ってる人?


その声は、だんだんと 私の耳元で囁き始める。


美羽……。美羽……。



うぅ…ん。



体が、動かない!
一体、どうしたと言うの?




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