あかねいろ
― ― ― ― ―


『バイバーイ』

恭次と南深を残して外に出たみんな。


『片桐さん、また遊ぼうね♪』

雅が夕陽に、にっこり言った。

『うん。冬休み始まったばかりだもんね♪またね』


『じゃぁ、うちらはこっちだから』

と杏と健吾は帰っていった。


『片桐さん、送っ…『うわぁぁぁぁーー!!』

雅の話しかけは夕陽の変な声で遮られてしまった。


『店行くぞ』

大斗が夕陽を引っ張ったからだ。

『あーぁ!!もぅバカ離せっ!!』

ズルズル夕陽は連れてかれてしまった。


――――――


クックックと恭次は部屋で思い出し笑い。

『恭次…変だよ?どうしたの?』

『いやぁね、ひょっとしたら、ひょっとする?いやぁ、まさかな…?それはないか…?』

恭次は笑いながら言った。


『何?』

『全く…お前はやっぱり鈍感だな♪』

『なななによっ?!教えてよっ?!』


言い返す南深を「まぁそんな事どうでもいーから♪」

とハートマーク付で返した恭次は

『それともあたしぃ〜♪だろ?』

とそのまま南深を部屋まで連れていった。


『好きだよ♪みぃちゃん』


『やわゎぁ、わぁっぁぁぁ』


この2人は、なかなかうまく言ってるご様子…♪


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