だって、女なんだもん… 仕方ないじゃん!
自分勝手な行為は、あっという間に終わった。


淳也は、私が高ぶる前に果てたのだった。


そして、欲求を満たした淳也は、早々とシャワーを浴びに行ってしまった。


なんで…


優しい言葉も、優しい気遣いも、今の淳也には、もう無い…


あの頃の、優しい淳也は、今はもういなかった…



自分で自分を、ティッシュで拭う情けなさ…

淳也の残骸を、綺麗に拭いゴミ箱に捨てる私は、私自身も捨てられた気分だった。


悔しい涙が滲む。


うっすらと、血が滲んでいるティッシュを、ただただ握り絞めて、静かに泣いた。



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