だって、女なんだもん… 仕方ないじゃん!
オゴリと聞けば、さっさと行動する恵だった…。

何時から目を付けていたのか、お気に入りの男を見付け、自分のグラスを持ち移動してった。


私はというと、最初に声を掛けた男が上司に気を使い、二番目に声を掛けてきた男の隣に座らされた。

私は心の中で、やった!と、呟いた。


「名前は?」
上司の男が、私に聞いてきた。

「恭子…」

「へぇ~。恭子ちゃんか…。イイ名前だね。」

私は、名前を褒められたコトがない。
急に、 気恥ずかしくなった。


「お名前は?」
私は、真っ赤に成りながら男に訪ねた。

「淳也。」

「淳也…さん?じゃあ、淳ちゃんって呼んでもイイ?」

男は笑って、勿論!と頷く。


「じゃ、皆で改めて乾杯をしよう!」
淳也は部下達に、そう言った。


かんぱ~い!!

一斉に、グラスのぶつかる音が鳴り響く。




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