改訂・女子高生とおじ様の恋
もしあったとしても、それはあくまでも人間社会の枠組みでのこと。人として、魂としての幸せ、学び、愛すること、使命を果たすためのエネルギーを得ることを否定はできないと思う。

なればこそ、対の魂に出会うことは容易ではないのだろう。魂のレベルが高ければ高いほど困難は付随するのだと思う。小学校の問題よりも中学の問題のほうが複雑で難しいのだから。

対の魂が出会えた時、その喜びの大きさは計り知れないだろう。しかし一旦出会った対の魂が何らかの理由、恐らくは学びのために離ればなれになったとき、そこには言いようのない筆舌しがたい寂しさが生じるのではないだろうか。

知ってしまったが故の寂しさ。しかしこの寂しさに悲しみは伴わない。大きな学びを得て対の魂はさらに大きく成長することになるのだから。そして何より、出会えた喜びの方がはるかに大きいだろう。
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