。゚+相方Lovers+゚。
『ほな、行ってきます!』
翌日。あたしはいつも通りに家を出た。
でもいつもと違った。
「おはよ、真希」
『おぉ!?』
家の前に大好きな彼が………じゃなくて。大好ぎだっだ彼…やな。
海斗がおった。
「…なんやねん、人の顔見てビビりやがって」
昨日の今日や。やっぱりぎこちない返事………
『安心して。あんたの顔じゃなくて、寝坊常習犯のあんたがこの時間にココにおることにビビったんや』
「ほっとけ!」
なんて、するわけない。
あたしを誰やと思ってんの?
どんな時も漫才を忘れない天才、真希様やで!!
「…よかった」
『何が?』
「昨日。元気なかったからちょっと心配しててんで」
頬っぺたが赤い。
この寒いのに、あたしのこと待っててくれたん?
あほ。
そんなことされたら………期待してまうやん。
あたしはギュッと拳を握った。
流されるな、真希。
コイツはええヤツなんや。クラスでも信頼されてる人気者。
あたしは……そう、友達の1人。
沢山おる、コイツの友達の1人。
それでもこんなに心配してくれてんねんから、喜ばんとな。
でも彼女さんに悪いよな?
あたしかてそんな最悪な女じゃない。
好きな人の幸せくらい願えるよ。
『海斗』
「ん?」
『ありがとーなっ!』
「…おう」
海斗がニッコリ笑った。
その笑顔は紛れもなくあたしだけに向けられたもの。
それだけであたし、幸せやで。
『んじゃ、海斗!またなっ』
そう言って走り出した。