。゚+相方Lovers+゚。



『うわー…人多ッ!!』

「ホンマやな…」




休日ということもあり、遊園地は人でごった返していた。




「迷子なんなよ」

『お前がな』




とは言ったものの。




ドンッ




『あ、すんません』

「ぷっ」




おもいっきり人にぶつかってもーて、海斗に笑われた。




「ダサ」

『ほっとけ』




ちくしょう、出鼻くじかれた……




「しゃーないな!」

『え、ちょお!?』




海斗があたしの右手に、自分の左手を重ねた。




『何してんの!?』

「ん?予防線」

『はっ?』

「わざわざ迷子センター行って呼び出してもらうんも面倒な話やろ?」

『それもそーや……てなんであたしが迷子になること前提やねん!』

「コケられても困るしな」

『コケるっ……!あんたあたしをなんやと思ってんねん』

「…ほっとかれへんヤツ」

『へ?』




な、何言って……




「危なっかしいやん。目ぇ離されへん」




あぁ…そーゆー意味ね。



……あかん、あたしまだ期待してるし。




っつか…コイツがこんなことするから!!




………手をほどこうにも…繋がった彼の手があまりにも温かくて。



離せなかった。




ごめんなさい、彼女さん。


今日だけ…海斗をあたしに…あたしだけのものに………



今日が終わったら…


あたしもちゃんと終わらせる。



──────自分の恋心と…さよならするから。





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