【短編】極道彼氏!~あたしの虜~
「し篠原くん!強盗なんてやめて!!!」



「え!?俺が強盗をですか!?」


目を丸くする篠原くんは、あたしをじーっと見つめる。
そして、次の瞬間篠原くんは、ぷっと笑い目尻にシワが寄った。



大人っぽい顔立ちが一気に少年のように幼くなりあたしは、思わず見ほれてしまった。



篠原くん…



「アハハ…?どうかしました?美紀さん」



「え!?あ!なんでもないよ?うん!本当になんでも!」



見とれていたなんて言えないよ!恥ずかしいし!



「篠原くんなんで松茸?」



あたしは、篠原くんが持っている籠の松茸を思い出し聞いて見ることにした。



「これですか?冷凍松茸です!!」



冷凍松茸!?初めて聞くな!



「冷凍庫に冷やしてあったのを持って来ました!」



そう言って篠原くんは笑顔を浮かべる。


大丈夫なのかな?食べれるのかな?
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