らぶ米でぃ!

「行くんならサッサと乗れよ。

あ、お前たち後ろな。」


いつの間にか八十八の車。

乗り込む私と俊太。


仲良く並んで座って

気が付けば手を繋いでた。


そんな様子をルームミラー越しに見た八十八


「俊太、ちゃんと清い交際してるんだろうな?」

なんだかイラっとした声の八十八。


「うん、まだ大丈夫。」

って私の手

キュッ

って握って答える俊太


・・・『まだ大丈夫』って

思わず隣で赤くなる私


さっき八十八に『ヘンタイ』とか言っちゃったけど、それは少し恥ずかしかったからであって別に興味無いってことじゃないし・・・


今日から俊太と一つ屋根の下でしょ?

進展あったらあったで・・・よいよね?


「まあ、いつまでも清い交際をしてろとまで言わないけどな。

ただ、前にも言ったけど俊太、舞子を泣かしたらいくらお前でも殺るからな。」


へっ?殺る?


思わずルームミラー越しに八十八を見たけどもう八十八は前を見て運転してた。


八十八がそんなこと言うなんて・・・

やっぱり妹思いの兄なのね?


って


思った





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