らぶ米でぃ!

「男の必需品はちゃんと持ってるんだろ?」

とか言い出す八十八




「うん。入学祝に八十八兄ちゃんがくれたやつね。」

とか返事をする俊太


「なんのこと?」

意味が分からない。


「俊太、八十八に何もらったの?」

入学祝だなんて・・・


「あ・・うん・・ちょっとね。」


何よ?秘密なわけ?


「八十八、私は?私、入学祝なんかもらってないよ。」


お父さんは、八十八にだけ高級車を買ってあげるし・・・

八十八は、妹の私にじゃなくって俊太に入学祝ってさあ・・・


男の必需品だと?


うん?


「俊太が持ってればいいだろ?」


うん?ん?


「何で俊太だけなの?私にもちょうだい!」


私が俊太を見る



俊太

「え・・あ・・あははっ」


笑ってごまかす?


そこに

八十八がちょっとだけ振り返って


「つ~か、俊太、もうどこかで使ったとか言わないよな?」

の問いに

「つ、使ってないよ!」

慌てる俊太。


「でも、財布にいつも入れてるんだろ?」

「う、うん・・まあ。」


うん?ん?ん?


ちょっと・・・

それってもしかして?

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