ドラム女の過去~不良のあいつ~
一人になった秋は
少し間を置いて歩き出した。
ー一人ってのもなかなかいいかも~★
そんな思いを胸にしていた秋。
秋は歩きながら
玲のことを考えていた。
ーあの2人・・・どうなってるかな~
もしかしていい線いってたりして!!いいな~
歩道橋を渡っていた秋が
そんなコトを思っていると
前方から一人の背が高い人が歩いてきた。
ーウチと同じ制服じゃん・・・
ってことは・・・
よく見ると
金髪に着崩した制服。
ーああーっもう・・・
怖いってば・・・
目、あわせないようにしよ・・
そう思って
ドキドキしながら横を通ろうとしたら
通りすがりのバッグが秋に当たった。
「痛っ」
秋は声を漏らす。
その瞬間秋は
ーしまった~~~!!
と思い、とっさに後ろを振り返った。
すると案の定その男子もこっちを見ていた。