ドラム女の過去～不良のあいつ～

「そっちこそ可愛いやん♥♥♥!!」

玲も負けじと叫ぶ。

「高橋くんも完璧オチるわーそれじゃ」

玲はすこし照れながら
首を横にふった。


そして2人は夏祭りのある神社へと足を急がせた。


「････男子ってさ･･･どんなカッコしてくるのかなあ?」

玲は恥ずかしそうに聞いてくる。

「ん～、わかんないっ。うち男子と出かけた事ないから」

秋は周りの男子を眺める。

「てかさ!途中ではぐれるようにしようよ」

玲が立ち止まって　秋の手を掴んだ。

「はぐれる?!どうやって?」

「アタシが強引にユウヤを引き連れるからさ♪
　ま～任せなさい★」

玲は胸を張る。

「･････分かった♥」

少々不安な秋だったが
2人で陸也といれることを考えると
不安も簡単に吹き飛んだ。