ドラム女の過去~不良のあいつ~

「なんで~いいじゃん!」

「・・・・つか 深川はいんの?」


ーえっ・・・・

秋は口ごもる。

ー好きなのは陸也だよ・・・・
 いいたいけど・・・・絶対ムリムリ・・・・

「・・・・・いるよ」

秋は微かに頬が赤く染まる。

しかし陸也は 秋の微かな変化に気付いた。

「・・・そっか」

そして陸也は いきなり立ち上がった。

「え、もう行くの?」

「そろそろOKじゃないかな?」

秋はすこし ためらったけど
仕方なく立ち上がる。

ー結局付き合わないことには 何もはじまらないのか・・・


秋は小さくため息をついた。
そして
陸也を追った。




< 63 / 163 >

この作品をシェア

pagetop