生徒会長に任命します!〜会長だって恋する乙女?!〜
「どう?何か聞こえる?」
「林の独り言がぶつぶつ聞こえるくらいだ」
「そう…」
「ねぇ、ちぃ!何で、ハヤシっちの独り言が聞こえるの?
あたし、何も聞こえないよぉ?」
「盗聴器、よ」
「トーチョーキ?」
雄太郎を見守りたい気持ちはあるけど、雄太郎が見える位置だと、バレる可能性が高い。
そのため、イヤリング(雄太郎はピアス穴がなかったの)に盗聴器をつけておいた。
「そう。盗聴器。雄太郎の耳に付けたの」
「ふーん」
「あ、出没」
「来たの?!」
「あぁ、たぶん5、6人くらいの足音だ」
イヤホンをして雄太郎の様子を伺うタク。
その横には、竹刀。
音量を大きくして、イヤホンから音が漏れるようにする。