生徒会長に任命します!〜会長だって恋する乙女?!〜
誰ひとりにも気付かれずに、外に出ることができた。
イケるじゃない。
「さぁ、どうぞ中庭へ」
「……………」
「返事は?」
「……はい」
恨めしそうに私を見つめた後、諦めた様にふらふらと中庭へ向かった。
アライの集団は、よく中庭に出没するらしい。
そして、一番、何をしてもバレない場所。
ちょうど良い具合に職員室から離れていて、タバコを吸っても匂いが残りにくい。
中庭へ行く雄太郎の背中を見つめ、タクとミドリの所へ向かった。