生徒会長に任命します!〜会長だって恋する乙女?!〜
「……きて。おーきーてー!」
可愛い声が脳を刺激したのと同時に、自分が熟睡していたことに気付いた。
「……ん。ミ、ドリ?」
重たい瞼を開き辺りを見れば、クリーム色のカーテンに囲まれた私を心配そうに覗くミドリ。
「ダイジョーブ?」
「ちょっとは楽になったけど。今、何時?」
「お昼休み!」
「え?私、そんなに寝てたの?」
「うん。毎時間起こしに来たんだけどね?あまりにも気持ちよさそうだったから……」
「起こさなかったんだ」
ミドリ、起こそうよ。例え、気持ちよさそうに寝てたとしても。
「ううん。3時間目から一緒に寝たの!」
何?このバカ。
年に一回くらいしか風邪を引かない健康体のアンタが、授業サボりたいがために保健室のベッドを占領してどうする!
「………バカでしょ?」
「だってーっ!」
「だってー、じゃないわよ」
と、言いながら身体を起こすと同時にガラガラとドアが開く音がした。
再びガラガラと音がした後、足音が近づき、シャーとクリーム色のカーテンがいきおいよく開く。
「千紗、ヘーキ?」
ひょこりと顔を覗かせる雄太郎はまさしく犬。
「うん。なんとかね」
「生徒会室まで来れる?美羽子センセーの代わりがくるって」
「あ、うん。行くわ」
朝よりかは、だいぶましになった身体を動かしベッドから降りる。