生徒会長に任命します!〜会長だって恋する乙女?!〜


 ギュ、ギュと上履き特有のゴムが廊下と擦れる音が響くなか、生徒会室に向かう。

 寝る前よりかはだいぶましになった。
 それでも、頭痛は治らなかったみたい。

 歩くたびにズキズキズキズキ。

 いっそ、早退しようかしら?

「おーい。大丈夫?着いたけど」

「え、あ、うん」

 雄太郎が薄汚れた白いドアを開け中に入るのを見て、それに続けと言わんばかりにミドリに背中を押されて中に入った。

「お、坂桑生きてたか」

「かろうじてね」

 すでに来ていたタクの隣に、雄太郎が座ったのを見て、その隣に私、ミドリと座る。

 まだ、新しい顧問は来ていないらしい。

 あの校長なら、もしかして…、と悪い考えしか思い浮かばないため、さらに頭痛が激しさを増した。

 はぁー、とため息をつきながら黒板の隣にあるコルクボードを見る。

 行事予定などのプリント類を貼るコルクボード以外にもう一つ増えているではないか。
 新しいであろうコルクボードには、昨日の送別会の写真が貼られている。


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