生徒会長に任命します!〜会長だって恋する乙女?!〜
「タツキ、好きよ」
「え?好き?愛してる、じゃないの?」
「ふふ……愛してる」
膝を抱えていた手を布団から出し、タツキの背中に回す。
私とタツキ。身長は大して変わらないのに、やっぱり男なんだなとしみじみ感じる。
ズズズ、と体が引っ張られ、視界が天井に変わった。
私の肩に顔を埋めていたタツキが、顔を上げ柔らかく微笑んだ後、すっと顔が降ってくる。
「ちょっ!何やってるのよ!」
パシッとタツキの顔を両手で挟む。
両頬を挟まれたタツキは、ひょっとこみたいな顔をして驚いている。
「何って…。え?しないの?」
「しないわよ!」
「何で?」
「アンタは、病人襲う気か?!」
「そんだけ元気なら大丈夫!」
「ちがっ……!た、タツキに風邪がうつっちゃうでしょ!」
「いいよ、うつったって」
「良くないわよ!誰が看病すると思ってんのよ!」
「しょうがないなー」
はぁー、と長いため息をついた後、ゴロンと隣に寝転がるタツキに「ごめんね」と小さく呟いた。