時には、こんな始まり方も
「でも、私なんかでいいの?
マサ君を好きな気持ちは、誰にも負けない自信が有るけど……。」


嬉しい反面不安になった。

だって、付き合ってもいないのにホテルに行っちゃう様な醜態さらしちゃったのに…。



「『けど…』の続きは?もしかしてホテル行った事気にしてる?」


「うん。」



私の返事を聞いて、マサ君はクスクス笑ってた。

だけど、笑い事じゃないでしょ!?

「たまたま、相手がマサ君だったから良かったけど、もしかしたら全然知らない人と行ってたかも知れない…。私、全く覚えてないんだもん。」


さっきとは違った意味で涙が溢れて来る。


せっかく大好きなマサ君に告白して貰ってるのに。

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