チョコと焼酎~   st.valentin



今夜も私は、コアラだっこでベッドに運ばれる。


「ねぇ、竜二、たまにはお姫様だっこ、してよ」


最近は、やっと馴れて竜二の顔を見られる様になったけど、
変な格好で恥ずかしいし、
お姫様だっこは、やっぱ女の子の憧れだし。


「したぞ」

………?

竜二の目を覗きこむ。
「いつ?

それ、私じゃないでしょ!

誰と間違ってんの?!」


ベッドの上に座った竜二の膝に乗って、問い詰めた。

「夏の、バーベキューの、次の日」


って、

「寝てるみずきを、ここに運んだ」

竜二の部屋で、目覚めた日。



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