オバサンだって恋したい!!
あの事件がなければ、俺は自分の気持ちに気づかなかった。



乱暴さろそうな美園を見た時、俺は相手の男を許せなかった。



それと同時に気付いてしまった自分の気持ち。



「俺の美園に汚い手で触るんじゃねぇ!」



俺はそう叫んで相手の男を何度も殴った。



美園が止めなかったら、どうなってたか分からない。


あの後警察官が長坂を連れて行った。



震える美園を俺は抱き締め続けた。



震えが止まらない美園が、風呂に入りたいと言うので、俺は湯を入れ、美園を風呂場に連れていった。



美園は俺から離れようとしない。



「拓也一緒に入ろう。」



え、親子だからいいのか?でも俺は美園を好きなんだよ。



女として美園を見てるんだぞ。



俺が一人悩んでいると、美園は俺の前で、破れた服を震えながら脱ぎ出した。



「綺麗に体洗わないと、彼に触られたとこ洗いたいの。」



涙を溢しながら、裸になった美園があまりにも綺麗で、「分かった美園の体俺が綺麗に洗って上げる。」



何年ぶりになるのだろうか、親子で風呂に入った。









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