愛しい遺書
困った顔でこっちを見て笑う明生に、あたしの心はキュンとなって、体温が上がった気がした。たったそれだけの仕草が快感となって脳に伝わり、それと同時に体がじわじわと潤っていくのがわかった。

もし形のあるモノだとしたら、明生とあたしの性欲だけは唯一同じかもしれない。そう思うだけであたしの体は更に潤いを増した。

あたしは明生の頬を両手で軽く押さえ上を向かせると、自分の唇を明生の唇に押しあてた。あたしの思いがけない行動に明生は動じもせず、あたしの首に手を回すと閉じていた唇を勢いよく割って舌を入れてきた。あたしの両手は抑えられない感情を宿し、明生のTシャツの裾を掴むと上まで捲った。
明生は優しく唇をはがすとさっとTシャツを脱ぎ、あたしのTシャツを捲り上げ脱がせた。そしてまた唇を合わせると左手はあたしの首に回し、右手でブラのホックを外した。明生の舌があたしの唇から鎖骨へゆっくりと這うと、そこから波紋のように快感は全身へ広がり、テーブルについていた腕の力を抜いた。あたしは飲みかけのミネの存在を忘れガクンと姿勢を崩すと、ボトルは勢いよく倒れ、キャップが開けっ放しになっていた口からはまだ半分ほど入っていたミネが流れだした。

明生もあたしも一瞬我に返ったが、そんな事はもうどうでもよかった。明生はあたしの体を起こすとお姫様抱っこでソファーへ運んだ。



あたしをソファーに優しく沈めると、明生は目の前に立ったままベルトを外してデニムを下げた。ボクサーパンツを膝まで下げると、興奮して言う事をきかないそれをあたしの手に握らせた。

あたしは今、明生以上に興奮しているかもしれない。そう思うと更に欲情に火が付き、くわえずにはいられなかった。何度も何度も激しく優しくを繰り返しながらあたしは舌のあらゆる部分を使って明生を可愛がった。

「キキ………」

擦れた声で言う明生の顔を、あたしは動きを止めずに見上げた。明生の瞳が少し潤んでいた。それは明生が悦んでいる合図なのだ。あたしは嬉しくなって、明生を見つめたまま更に激しく、優しくを繰り返した。

明生もあたしを見つめたまま下腹部を力ませると、それと同時に熱いモノをあたしの口いっぱいに出した。
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