魔女の涙


『そうだよ!まあ、君の他にも既に2人、終了している人が居るんだけど
出発は早い方がいいって学園長がおっしゃっててね....』




アタシの他に2人...??




「具体的に出発はいつ頃なんです?」



『早ければ....明日.....かな??』





「明日ですか!?」


心の準備が出来てなかった

まさか明日だなんて...




『平気かな?
一応保護者の了解も必要だし....聞いておいてくれるかな??
出発は必ず夜だから、時間はあるしね。

頼んだよ??』





「....はい....。」









人間界か....

今のアタシで大丈夫だろうか。




お婆ちゃん一人になっちゃうし....

これ以上迷惑はかけられないのに....








この時正しい決断をしていれば、
あんな事にはならなかったのかな??


その答えは


今もわからない。
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