ずっと片想い〜先生…あなたに〜
私が泣き終わっても何も聞かずに、


「アイツ…、教官室に独りだったから…。
行ってこいよ。待っててやるから、紗由が来るまで。ずっと待ってるから。」


そう言って私の背中を押してくれた…。



トントン…。

ガチャ…。

「失礼します…。」


「お。ありがとな。」


私の顔も見ずに言った先生はずっと机の上にある書類を見てる。


今までなら…

私が教官室に来たら、
私の大好きな笑顔で言ってくれてたのに…。

「サユっ!」って…。


私と2人で居るのが嫌なのかもしれないと思って
鍵とハチマキを机の端に置いて部屋を出ようとした。

「ここに置きますね。」


グイっ!

「ひゃっ!」


先生に腕を捕まれた…。

先生は掴んだ腕を離さないままで話し始めた。









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