Monochro world
それから私らは地下の食品売り場に行き、先ほどのパン屋さんに行った。
「このパンください!」
「ふふっ。かわいらしぃお客さんやなぁ。このチョコのやつやんな?
…はい、どうぞ。」
「ありがとう!」
パンをもらって喜ぶ宇美を見て、優太が「よかったなー!」なんて言っている。
「何円です?」
お金を払おうと店員さんに声をかけたら、ニコッと笑われ、
「どうです?お母さんとお父さんもいりませんか?」
「えっ…?」
ただの接客なんは分かってるけど、ちょっと動揺してしまった。
「じゃあ、あと2個もらうわぁ。」
「おおきに!」
すぐに笑顔になれたけど…
やっぱり端(ハタ)から見たら私らは親子なんやな――――