14才の地図
「かーいーじゃん。真紀の後輩?」

すっごく怖そうなのに、緒方くんも笑うとカワイイ。

「ばーか。あたしとタメっ子だよ」

「ひょぉー」

「たぁく。どーせ、あたしは、ダブリだよっ!」

え? え? ダブリ?

「けけけっ」

緒方くんが笑う。

「やーだぁ。まい、知らなかったのぉ?」

えぇ? ほんとぉ?

あたしは、ぷるぷるとかぶりを振った。

「知らないよぉ。そんなこと…」

「そーかぁ。あたしぃ、ショーガッコー入るの1年遅かったんだぁ」

真紀ちゃんは、あっけらかんと言う。

「ヨーチエンで番張ってて、ポケバイ乗って近所のドブに落ちてオーケガって、もっぱらの噂だぜ」

緒方くんが、爆笑した。

なんか、つられてあたしも、笑う。

「まーいー。うらぎんなよなぁー」

真紀ちゃんは、ちょっとふてくされた。
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