14才の地図
ごめんね、真紀ちゃん。

けど、あたし、すっごい嬉しーの。真紀ちゃんが、あたしのことマブってゆってくれたから。

あたしのこと、同等に扱ってくれるから。

「ところで、ガタ。朽木、来てないの?」

「あー。俺も探してんだわ。なぁんか、浜神を脱退した奴らが、ケンカチーム作ってて、あちこちに手当たり次第、上等きってるらしぃんだ」

「はぁん。あれだろ? 『血狼(ウルフ)』とかゆー、やたらポン刀振り回す物騒な奴ら」

「そぉ、それそれ」

「朽木、詳しいとこ、知ってんの?」

「横須賀の『帝釈天(たいしゃくてん)』が戦って、頭が腕落とされたって話しくらいだな」

「ふうん。情報は、そこから流れてんだ?」

「らしい」

うー。

まるでチンプンカンプンだぁ。

でも、なんか、アブナイ会話みたい。

あたしには、見るものも、聞くものも、全て新鮮で、びっくりすることばかりだった。
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