身代わり姫
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それから三日、パメラの家の地下にある蔵書部屋から、王宮にある国営図書館まで、レオノーラたちは必死で本を読みあさりました。

悪魔の呪いについての話は一つも見つからず、それどころか悪魔についての記述すらめったに見つかりません。


「ダメだぁ。見つからないよ」


分厚い埃まみれの本をバタンと閉じて、リュイが机に倒れ込みました。


「悪魔の呪いが解けたなんて話、聞いた事ないもんな。
ああ、もうすぐ婚礼なのに、どうなるんだろ」


リュイの横で本とにらめっこしていたレオノーラが、溜め息をつきました。本棚の向こうにいるパメラも、重い溜め息をつきます。


「そろそろ国を出てビーワ国へ向かわないと、婚礼に間に合わないぜ」


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