身代わり姫
「じゃ、じゃあその薬草を見せてみなさいよ!」
グラディス王女は噛みつくように言い、邪魔くさい精霊をぎろっと睨みあげました。
「はいよ。これですよ」
パメラはぱらり、と杖を振りました。
こと、と小さな音と共に、テーブルにティーカップが現れました。
カップには、なみなみとお茶のような液体が入っています。
グラディス王女はテーブルに近寄り、くんくんとティーカップから立ち上る湯気の香りを嗅ぎました。
その表情が、ああ、と何かに気付きます。
「何よ。これは王宮の庭に咲いている、アキナシの花のお茶じゃないの」
「よくお分かりで」
グラディス王女はがしゃんっとカップが揺れるくらいテーブルを叩いて怒鳴りました。
「こんなもの、私は毎日飲んでいてよ! 馬鹿にするのも、いい加減にして!」
「アキナシの花は王家の花。おいそれと庶民が飲めるものではありませんよ。ましてやあんな田舎に住んでいたレオノーラには縁遠いものです」
グラディス王女の表情に、少し変化がありました。
グラディス王女は噛みつくように言い、邪魔くさい精霊をぎろっと睨みあげました。
「はいよ。これですよ」
パメラはぱらり、と杖を振りました。
こと、と小さな音と共に、テーブルにティーカップが現れました。
カップには、なみなみとお茶のような液体が入っています。
グラディス王女はテーブルに近寄り、くんくんとティーカップから立ち上る湯気の香りを嗅ぎました。
その表情が、ああ、と何かに気付きます。
「何よ。これは王宮の庭に咲いている、アキナシの花のお茶じゃないの」
「よくお分かりで」
グラディス王女はがしゃんっとカップが揺れるくらいテーブルを叩いて怒鳴りました。
「こんなもの、私は毎日飲んでいてよ! 馬鹿にするのも、いい加減にして!」
「アキナシの花は王家の花。おいそれと庶民が飲めるものではありませんよ。ましてやあんな田舎に住んでいたレオノーラには縁遠いものです」
グラディス王女の表情に、少し変化がありました。