からんころん
「晴紀、こんな時にどこに行ってたんだ!?」
「あ……ゴタゴタして夕飯作る間ないと思って弁当買ってきたんだけど…」
「腹が減っては戦はできぬ!お兄ちゃん気が利くね。パパ、とりあえずご飯にしようよ!」
「あ、ああ。そうだな」
弁当をたてに、晴紀はお金をおろしてきたのだった。
「…やっぱり警察に届けましょう!もう家中探したもの…泥棒が入ったのよぉ!」
「まぁ母さん。弁当あったかいうちに食べよう」
「弁当どころじゃないわよっ!あなたはのうてんきなんだからぁ!」
「なにぃ!?」
両親の夫婦喧嘩が勃発。
「か、母さん!俺探すからちょっと休んで…せっかくだから弁当食べて!」
「そうだよぅ、お兄ちゃんの言うとおりにしたら?」
何食わぬ顔で振る舞う千夏にはらわたが煮えくり返りそうな晴紀だが…
「電話の周辺に置いたんでしょ。俺もう1回よーく探してくるから」
母をなだめ座らせ、晴紀は探すふりをしにいくのであった。
「ったく、千夏のやつ~!」
その頃晴紀宅では、誠也が浴室から実果子を呼んでいた。