Secret Romance*
「ねぇ、新田…
どこに連れてくの?!」
洋食屋からでると、新田は強引に私の腕を掴んで引っ張り歩き出した。
「そんなこと、言わなくても分かるでしょ?」
振り返らずいつもの調子で淡々と呟く新田にほんの少しの恐怖を感じる。
予感はしてた。
覚悟もあった。
でも、リアルな新田を目にするとやっぱり怖い…
何回キスされても…
何回交じっても…
今のままではそれは変わらない…。
新田は、なぜ私を抱くのだろうか?
感情もなく…抱けるのだろうか?
私は、地面に踏ん張って足を止める。
新田の力に堪えた土が、ほんの少し足元に盛り上がった。