Secret Romance*
「新田…!」
カウンターで受付をし、タッチパネルで適当な部屋を選ぶ間も、新田は何も口にはしなかった。
その度に不安になる…
ヤバい…新田が…怒ってる。
腕の中でジタバタしているうちに、壁一面ピンク色の部屋に着いた。
――…!
その色に余りにも狂気を感じて軽くめまいがする。
「――…ぅきゃっ!」
そうこうしているうちに、私は部屋に唯一置いてあったキングサイズのベッドに投げられた。
うつ伏せに着地した私の背に何かがのしかかる。
――…!
それが何か…
確認しなくても分かった。
「玉木ちゃん」
耳元で熱く囁かれるこの美声は…
あいつしかいない。
「…新田」
「ヒドイな…玉木ちゃん」
クスリと鼻で笑われると、身体中に鳥肌がたった。