虹の賢者
目をあけると、ディアナが心配そうに見つめていた。

どうやらしばらく考え込んだように動きが止まっていたらしい…


「ありがとう。いいのか?もらって」


「うん、ニコラス兄ちゃんに持っててほしいから」


ニコラスは笑顔で自分のポケットにその石をしまった。
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