氷の女王に愛の手を

女子SP


GPF(グランプリファイナル)は、GPシリーズの上位成績選手六名が出場できる大会。


GPシリーズそれぞれの大会の順位にポイントが割り振られており、一位の選手には15、二位の選手には13、三位の選手には11と、順位が下がるにつれてポイントも少なくなる。


最低でも24ポイントを取らなければGPFに出場できる可能性は少ないだろう。


ちなみにポイントが同じ選手が被った場合は、出場した二大会の内一位になった選手が優先され、次にシーズンベストの得点が高い選手が優先される。


まあつまり、一位と四位になった選手と二位と三位になった選手とでは、前者が優先され。


二位と三位になった選手が二人以上被った場合は、競技の総合得点が高い選手が優先されるというわけだ。


今年のファイナルには、日本人選手が三名出場した。


日本のエースで全日本チャンピオンであり世界選手権銅メダリストの大塚さん。


若手ナンバー1と言われる世界ジュニア金メダリストの大介。


ダークホース的存在で勝ち進んだ世界ジュニア銅メダリストの羽生さん。


六名中三名が日本人。これでは国内大会だ。
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