世界一長いラブレター
次の日、
友達の浩平と学校をサボり駅の近くのマックに居た。
「遊汰さあー、進路とかどうすんの?」
「決まってんさ」
「まじっ?どこ?」
「美容専門学校」
「っぷ!ははははっ」
「んだよ。」
「何でお前が美容師なんだよっ?」
「なりてーと思ってさ」
「…ふーん。なんで?」
「色々あったんだよ」
「めんどくせーから聞かねーよ?」
「話さねーよっ」
時間は16時28分。
そろそろ出るか。今日はあやが暇なら飲みにでも誘おうかな?
「遊汰。出るか!」
「おお。」
浩平が 出るか。なんて珍しい言葉を発した。
「今日浩平、何か予定でもあんの?」
「女だよっ」
「は?」
「昨日の合コンの女子大生!今日デート誘ってんだよ。ヤれるぜ?」
「ばーか。」
「うっせーよ!じゃあなっ!」
「おうっ」
僕も電車に乗って家に帰る。家に着いたのは17時。あやに電話しよ。
──プルルルル
──プルルルル
──プルルルル
──ピッ
「はい。」
「あ、あや?遊汰だよ」
「遊汰ー?どうしたの」
「今日暇?だったら飲みに行かね?」
「良いよーっ!あの店でしょっ?」
「うん」
「今から支度するからまた連絡居れるねー☆」
「わかったよ。」
「はーいっ」
「はい。」
──ピッ
女の支度はなげーんだよな。
あ!俺も着替えなきゃ