世界一長いラブレター


僕と君が出会ったのは、僕の連れがやっていたマスターの店。
ふわっと甘い香水の匂いがたまらなくて、思わず振り向いてしまいました。
あの日あそこに居なければ君との出会いはなかったね。

「はあ?合コン?」
今驚いたのは
僕、相楽遊汰。
高校3年の18歳。
太陽の光が激しく照りつける暑い夏の日。
僕は合コンに誘われた。

「そうっ。なんと今回の相手は女子大生だぜっ」
「お前…何回目だよ」
「まじで今回は上玉なんだって!お前が居ないと落とせねーよっ」

どうゆう意味だ
「悪いけど、僕パス」
「なんでだよーっ」
「浩平もいい加減にしとけよー」
「だってよー」

僕と浩平は結構有名な2人組。
2人揃えば怖いもの無しの最強コンビ。
と言われてるものの、意外とたいした事もない。彼女も居ないしね

「はぁ~。」
出るのはため息ばかり。
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