君色 **空色**
岩崎くんは環状線だから、ここでお別れか


そう考えて「じゃあ!」と今度はちゃんと挨拶をして帰ろうとしたら、彼は当たり前かのように、私と同じ方に向かってきた


『え?地下鉄まで送ってくれるんだ……』


そう意外に思いながら、私は彼の後をついてく


『おかしな、私―――――』


そんな変な私を振りきるように、私は会話を続けていく


「ってか、岩崎くん火曜日学校来てないでしょ…。お友達さんは見かけるのに、岩崎くんは見かけた覚えがないんだけど」

「だって眠いじゃん、1限目。しんどいし…」

「いや、しんどいけど…。テスト大丈夫なん?」

「うーん、ヤバいかな?」

「おーい…」


< 103 / 292 >

この作品をシェア

pagetop