君色 **空色**
綺麗に輝く星空の下

私は早く岩崎くんの顔が見たくて、大学の道を走り抜けていた

結局何だかんだで7時半を回って、もうすぐ8時だ

すでに家に帰っているだろうと考えた私は、そのまま彼のマンションへと向かった

貰っている鍵でドアを開けて中に入ると、何か騒がしい声が聞こえてくる

そのまま部屋を抜けて、声のする方に行くとそこには困り果てた山下くんの姿と、呆れるようにそれを見つめる佳奈ちゃん

そして、何故がお酒がたくさん岩崎くんの周りに並べられていた


「岩崎くん何してんの!?」


驚きのあまりに、思わず出た言葉に、彼は逆に私に「お前こそ何してんの?」と問いかけられた

その声のトーンがいつもと違って、思わずビクッと震えてしまった


何で、怒ってるの??


訳が分からず、とりあえず「何って、手伝い終わったから寄ってみただけ……」と問われた質問に答えてみた


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