君色 **空色**
梅田に向かうべく電車の車両は、これまた空いている後ろの方へと向かう

岩崎くんはと言うと……

どこに行ったのか不明

でも、たぶん前の方だろう

一応これで一安心、……かと思いきや、結局会話は岩崎くんネタになってしまう


「岩崎くんって何線乗ってんの?」

「えーと、確か環状線……」

「さすが陽菜ちゃん、詳しいなぁ!」


ただ、たまたまそんな話になったから知っているだけなのだが、口を滑らしたが為に、ネタはネタとしてどんどん定着していってしまう


「環状線なら、私一緒かもやなぁ~」


そう言いながらトモちゃんが指を頬にあてた


「あー多分同じ外回り……」


口を滑らせて『しまった』と思った頃にはもう遅い


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