君色 **空色**
「にしても、今日は8時からバイトかぁ…。8時までヒマ過ぎる」


そう呟きなが、私は少しむくれながらぼやいた

バイトといえば……自分から言いだした言葉に、ある疑問を抱いて私は彼に尋ねた


「そう言えば、岩崎くん今日バイトでしょ?そのままの服装で行くの?」

「ん?いや、いったん家帰って着替える…」

「スーツ!?」


私はその姿を思わず想像しようとしてしまう

ダメだ

いつもの服装がラフ過ぎて、想像出来ない……


「スーツ、スーツ。しかもネクタイ」

「うゎ~、男性講師は大変だね…。私とかこのまま行くしなぁ」


そう言いながらも、もう私の頭の中はスーツだ

しかし何度やっても彼のスーツ姿は想像できない

そんな事をずっと考えながら、環状線の改札にたどり着くと、私は彼を見送って買い物に出かけた


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