紺碧の地図
「…それじゃひとまず、散らばりますか」
レキが両手をパン、と叩くと、みんなはそれぞれ頷き、散り散りになっていく。
「じゃ、楽しんできなよ。ゼン、ララちゃん」
レキは笑ってそう言うと、みんなの後を追った。
その場に残ったのは、ゼン、アルザ、ロイ、そして私。
「わたしたちも行くぞ」
「はい」
アルザがそう言うと、ロイは短く返事をし、先頭を切る。
その後ろを、私たちがついて歩き始めた。
暑い日差しが容赦なく照りつける中、ようやく私たちは王宮へと辿り着いた。
「わ…」
目の前にそびえ立つ王宮を見て、私は思わず声を上げた。
王宮は全体的に丸みを帯びた造りになっている。
その姿は、太陽の光を吸い込むように、黄金色に輝いていた。
「すごい…」
私がその王宮に見とれていると、ロイが微笑んだ。
「素晴らしいでしょう?過去何千年もの間、この王宮は姿形を変えていません」