君の名は・・・。
ガラッッ!!

「・・・・・・」

「・・・?誰もいないじゃん」

え??

「あっ、当たり前でしょ!?ほら・・・行こー!!」

え。なんで翔子いないの??

どっか上手く隠れたのかな・・・??

とにかく、バレてなくてよかった・・・

と思ったけど、意外に同クラの女子はしつこかった。


「えー。でも、もっと奥にいけば、分かるかも!」

う゛!!・・・それはちょっと。

―――しかたないなぁ・・・。

「ねぇ」

同クラの女子が、私の声で振り向いたとき、不意打ちで頭を殴って、気絶させた。

気を失ったのを確認。
よし。大丈夫。痛みが残ったらごめん。

「翔子・・・翔平~!!もういいよ~~」

「ぷはっ」

「!??・・・水の中にいたの??」

「5分間ずっとな・・・」

「あ、遅くてごめん。」


* * *

翌朝。

「昨日なんか、男の人をみたような??」

同クラの女子2人は、気絶したあと、すぐ翔へ・・・翔子が、その子達の部屋まで運んでいった。
・・・・・・夢だと思ってくれればいいんだけど。

私と翔子は声をそろえて言った。


「「気のせいだよ!!」」

男子が女子寮で暮らすのも、結構大変です・・・。

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