命の価値
「じゃ、遊ぼ。
何時から?今から?」
ノリ気ではない。
けど、龍のことは嫌いじゃないし、このまま学校にいるのもダルイ。
「今からで!
今日もサボリますか!」
ヤケにテンション高いな…。
ついてけない。
「おっけー。
じゃあ行こ。」
今は昼休み。
もうすぐ5時限目が始まる。
その前に学校から出よう。
2人で並んで歩く。
学校ではあたしたちが付き合ってるとか、下らない噂があるけど。
ただの友達。
少なくとも私はそう思ってた。